台湾での銀行口座の開設・申請をサポートします。キャッシュカード取得、ネットバンキング(オンラインバンキング)の利用も可能です。
法人の銀行口座を開設するには、もちろん台湾で法人を登記している必要があります。
ネット販売の支払い方法としては、台湾の決済代行サービスを使って、ECサイト上で台湾元でのクレジットカード支払いに対応させる方法もあります。
→ 台湾の決済代行サービス・コンビニ支払いの導入
法人、個人いずれの場合も、名義本人(会社の場合は代表者)が窓口で直接申請しなければならないので、必ず台湾にお越しいただくことになります。
台湾で法人を登記するにも銀行口座が必要なのですが、手順としてはまず一時的な名義で準備口座を開設し、登記が完了した後に、正式に登記した社名に書き換えます。個人口座を、後から法人名義に書き換えることはできません。
2018年現在、台湾は CRS(共通報告基準)非加盟国です。
台湾の証券口座
外国人が台湾の証券口座を開くには、台湾の居留証を保持しているか、または台湾に法人を作る必要があります。
【必要書類】
銀行によっては2種類の身分証提示を求められることがあります。 その場合、パスポートと別にもう1点、日本の運転免許証などが必要です。
法人口座の開設では、会社設立の証明書類が必要になります。
・印鑑は、直筆サインで代用可能です。
・未成年者は開設できません。(保護者の同伴が必要)
【最低預金額】
ほとんどの銀行で開設時に、最低1,000元(台湾ドル)の預金をします。 一部の銀行では、最低預金額がもう少し高いことがあります。
【キャッシュカード】
銀行によっては、数日後に発行されるので、その場合は本人が再度窓口へ受領しに行く必要があります。
台湾には法人名義のクレジットカードはありません(作れません)。
【ネットバンキング】
銀行ごとに機能の差異はありますが、基本的にはいまはどの銀行にもインターネットバンキングの口座はあります。
送金等をするには WebATMという、キャッシュカードとカードリーダーを使った操作が必要です。
留意点としては、オンラインでの送金・振込には1日あたりの限度額(だいたい3万元まで)があることです。あらかじめ登録した指定口座以外への送金は制限がかけられます。
オンラインバンキングでは、海外送金(台湾国外への送金)はできません。
【外貨口座】(外貨預金)
普通預金(台湾元)とは別に、外貨口座を作ることもできます。
総合外貨口座なので、基本的にはどの国の通貨でも預金することが可能です。
【貸金庫】
口座を開設した支店で借りられます。(貸金庫がない支店もあるので要確認)
レンタル料・敷金は別途かかります。
【所要時間】
1口座の開設は、最短で半日ほどですが、必ずしも潤滑に進むとは限りません。
最近は審査も厳しくなっているため、予備の日を取っておくほうが確実です。
銀行の営業日は、日本と同じく平日です。ただし、台湾と日本の祝日の違いに留意してください。